予防治療の大切さ
歯の健康を維持するには、日々のメンテナンスが重要です。
- ずっと自分の歯でお食事を楽しみたい方
- ずっとしっかりした発音でおしゃべりを楽しみたい方
- ずっときれいな笑顔でいたい方
- お子様を虫歯にしたくない方
これらを実現するために重要なのは、「歯」を残し、お口の中の虫歯菌を最小限に抑えることです。現在、80歳以上の日本人の平均永久歯数は7本とされています。
1本、軽度の虫歯になってレジンなどの詰め物をしても、結局詰め物は本物の歯の代替品として完全ではありません。
また、詰め物の寿命は種類によりますが5年から10年です。
最初は小さな虫歯でも、一度虫歯になった歯は治療を繰り返すうちに損傷が広がり、将来的に歯を失う可能性が高まります。
そのため、虫歯を予防するための日常的なケアが重要です。
PMTC
自分では完璧に歯垢は落とせません。
だからこそ定期的なクリーニングが必要です。
PMTCとは?

毎日どれだけ入念に歯磨きを行っても、磨き残しが発生することがあります。歯ブラシや歯間ブラシだけでは届かない箇所が存在するのです。
そのため、歯医者さんでしか使えない特別な機材と液剤を使用し、プロの手を借りて歯垢を取り除いていく必要があります。この機材と液剤を使って、歯科衛生士が一本一本丁寧に歯をクリーニングしていきます。
このクリーニングのことを、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と言います。
メリット
- 虫歯や歯周病の予防が可能
- 歯の黄ばみ、タバコのヤニ、歯の汚れの除去が可能
- 口臭の予防が可能
デメリット
- 保険が適用されない
- 汚れの度合いによっては時間が掛かる
- 対応可能な歯科医院が限られる
- 料金
- 8,800〜16,500円(60分毎)
- 期間・回数
- 3~6か月に1回
PMTCの流れ
- 1
歯垢を赤く染出します
歯垢の状態を確認します。歯垢が赤く染まる液剤を使用して、古い歯垢と新しい歯垢を赤色の濃さを比較して判定します。これにより、磨き残しやすい箇所を見つけることができます。
- 2
歯と歯間の清掃をします
患者様の歯の形に合わせて、専用のチップを選択し、1本1本を丁寧に清掃いたします。
- 3
咬合面、歯の表面、歯周ポケットまで清掃をし、研磨していきます
これにより、歯の表面に付着した汚れや歯垢を完全に取り除いていきます。
- 4
フッ素塗布
歯のクリーニングや研磨が終わり、歯垢が除去された後、最後にフッ素ジェルを歯に塗布していきます。
フッ素は虫歯の発生を抑制する効果があります。これにて、PMTCは終了となります。 - 5
歯科衛生士からブラッシング指導
綺麗になった歯をいかに維持するか、歯科衛生士から歯ブラシの仕方をレクチャーさせていただきます。
PMTCを受ける上で大事なこと
患者様1人ひとり、虫歯になりやすい部位は異なります。そのため、歯の表面を単に研磨するだけでなく、虫歯のリスクが高い歯面を専用の器具を使用してクリーニングすることが非常に重要です。
当院では、患者様1人1人に合わせたPMTCを提供しています。
虫歯を予防したい方や進行を抑えたい方は、当院のPMTC受診をお勧めします。
フッ素塗布
虫歯になりにくくなりたい方は、フッ素塗布がお勧めです。
虫歯菌はフッ素を嫌います。
進行した虫歯はフッ素だけでは治りませんが、フッ素には歯の表面のエナメル質を再生させる効果があります。そのため、歯の表面が軽く溶かされた段階であれば、治療が可能なケースがあります。
※未就学児フッ素無料です。
メリット
- 歯の再石灰化を促進する
- 歯垢の中にいる細菌に対しての抗菌作用
- 酸性に耐える力がアップする
デメリット
- 虫歯予防の効果が持続するのは3~4カ月ほど
- 年に数回歯科クリニックに、フッ素塗布をしに行かなければならない
- 料金
- 1,100円
- 期間・回数
- 3か月~6か月に1度
シーラント
お子様の虫歯を予防したい方は、シーラントがお勧めです。
シーラントとは?

シーラントとは、奥歯の溝を薄いプラスチックで塞いで歯垢が溜まらないようにする虫歯予防方法です。
奥歯の溝はどなたでも難しい形をしており、自力で磨ききれず虫歯になってしまうことが多々あります。
シーラントを使用することで、奥歯の溝の虫歯を防ぐことができます。当院では、お子様の虫歯予防としてシーラントをお勧めしています。お子様の虫歯予防にご興味がある方は、ぜひ当院までお問い合わせください。
メリット
- 歯を削る必要がない
- 歯が丈夫になる
デメリット
- シーラントをした歯でも清掃が悪ければ、シーラント下でむし歯になることがある
- 料金
- 1,650円~2,200円(1本)
- 期間・回数
- 1日・1回
シーラントの流れ
- 1
歯のクリーニングを行います
- 2
シーラントを施す部位を洗い、乾燥させます
- 3
シーラントが取れづらくなる薬を塗布し、水で洗います
- 4
シーラントを塗り、表面加工します
- 5
シーラントを固めるための光をあてます
3DS
徹底的に虫歯を予防したい方は、3DSがお勧めです。
3DSとは?

「dental drug delivery system」の略であるこの方法は、虫歯菌を殺菌する液剤を用いて虫歯や歯周病の原因菌を抹消し、虫歯や歯周病の予防を行う方法です。PMTCを2回繰り返し、お口を徹底的にクリーニングした後、殺菌液を導入するための専用マウスピースが作製されます。これが最も徹底的な予防法です。
3DSは特に、虫歯になりやすい菌が多い方を対象とした治療法です。
虫歯に悩む方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
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- 費用
- ダミーテキスト
- 期間・回数
- ダミーテキスト
3DSの手順
- 1
マウスピースを作成します
虫歯を殺菌するための液をつけるためにマウスピースを作ります。
マウスピース作成のために、まずは歯並びの型を取るところから始めます。 - 2
3DSを実施します
徹底的なPMTCを行い、歯垢を徹底除去します。また、舌苔(舌に付着している細菌)の除去とともに、マウスピースを使用した3DSを行います。折角、お口の中の悪い細菌を除菌したので、歯ブラシなども全て交換し、3DS処置以前の細菌を3DS処置後に入れ込まないようにします。
- 3
3DSの効果を判定します
3DSの結果、虫歯をもたらしている菌がしっかり殺菌されたか診査します。
十分な除菌効果が得られていない場合は、再度3DS処置を行います。
ブラッシング指導
正しいブラッシングは、ご自身でできる1番の虫歯・歯周病予防です。
1人ひとり、歯並びや歯の溝、歯の形は全て違います。歯が違うと、1人ひとりが磨き残しやすい部位も異なります。
だからこそ、ご自身にあった歯磨きが必要です。正しいブラッシングは、ご自身でできる1番有効な虫歯予防です。
当院では、歯科衛生士が患者様にあった歯磨き方法をアドバイスいたします。
検診
歯科検診

定期検診を受けて虫歯0を目指しましょう。
虫歯予防の重要性について述べてきましたが、やはり最も大切なことは定期的に歯科医院を訪れて検診を受けることです。
当院の歯科検診では、虫歯だけでなく歯周病や噛み合わせなども確認します。ご自身では気づきにくい初期の虫歯や歯周病を早めに発見し、歯を削らずに済むよう心掛けましょう。虫歯のチェックは、3か月から6か月に1度をお勧めします。
歯周病予防
歯周病は、日本人の半数がかかっていると言われています。
初期段階は自覚症状が無いので、ぜひ検診を受けてください。
歯周病検査では、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の隙間が広がっていないか、また歯を支える骨が溶けていないかを確認します。歯周病は一般に広く知られていますが、実はかかってしまったら治療が難しいのです。早期発見し、予防することで歯周病を適切にケアしましょう。
レントゲン検査
虫歯の進行や歯並び、親知らずの状態を確認するためにレントゲンを利用します。今後の治療計画を策定する上で不可欠な検査です。歯科用のレントゲンは、従来のものよりも放射線量が少ないため、ご安心ください。
歯周疾患検診
当院では、横浜市歯周疾患検診を実施しております。
高齢期に健康で快適な生活を送るために、歯周疾患の予防と早期発見を促進し、歯を失う主な原因となる歯周疾患の検診を行います。
- 受診対象者
受診日時点で、横浜市在住の満40歳、満50歳、満60歳、満70歳の市民
(受診の際には、本人確認のため、健康保険証を持参して下さい)
- 料金
500円
ただし、次に該当する方は料金が免除となります。
・70歳の方→健康保険証等、年齢が確認できるものをお持ち下さい
・生活保護世帯の方→「休日・夜間等診療依頼証」をお持ち下さい
・中国残留邦人支援給付制度が適用される方→「本人確認証」をお持ち下さい
・市民税・県民税の非課税世帯・均等割のみ課税世帯の方(事前に手続きが必要です)※詳しくは、お住まいの区の福祉保健センター福祉保健課にお問い合わせ下さい。
- 検診項目
1.歯の状況(全ての歯を視診します)
2.歯周組織の状況(特定の歯の歯周ポケット※を測定します)
※歯周ポケット:歯と歯肉の間の溝※レントゲンによる画像検査や歯石除去等は、横浜市歯周疾患検診では実施しません。
また、治療が必要であっても、受診された方が希望しない限り、検診日同日に治療を行うことはありません。
(検診日同日であっても治療をされた場合は、検診受診料とは別に窓口にて治療費がかかります。)
妊婦歯科健診

当院では、横浜市妊婦歯科健康診査を実施しております。
妊娠に伴い、ホルモンバランスの変化やつわりによる歯磨き不足などが原因で、歯肉が腫れやすくなり、虫歯にかかりやすくなります。
重度の歯周病により、早産や低体重児の出産頻度が増加する可能性も報告されています。
お母さんのお口の中の健康状態は、生まれてくる赤ちゃんに大きな影響を与えることがあります。可能な限り妊娠12週~27週の期間に歯科健診を受けることをお勧めします!
- 受診対象者
- 横浜市内に住民登録のある妊婦の方
- 受診回数
- 妊娠期間中に1回(無料)
- 受診券の交付
福祉保健センターで交付されます。
妊婦歯科健診受診券は母子健康手帳交付時に交付します。
- 健診料金
- 無料