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お待たせすることがないよう、予約制とさせていただいております。お電話にて症状とご都合をお聞かせ下さい。 ※最終受付は19:30となっております。
歯周病は歯を支えている骨が少しずつ溶けていく病気です。
ご自身では気づきにくいかもしれませんが、歯茎に何か違和感を感じた場合は、歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。
虫歯の方
歯垢が虫歯の箇所に溜まると、歯周病の原因となりやすいです。
歯に詰め物をしている方
歯に詰め物が適していないと、詰め物周辺に歯垢が溜まりやすく、歯周病のリスクが高まります。
歯並びが悪い方
歯並びが悪いと、磨きにくい部位が増えて歯垢が溜まりやすくなり、歯周病の発症リスクを高めます。
噛み合わせが良くない方・歯ぎしりする方
噛み合わせが良くないと、噛むたびに歯を支える骨へのダメージが増えてしまいます。歯を支える骨にダメージが加わりますと、歯の根っこと歯茎の境目(歯根膜)が引き伸ばされてしまうため、歯周病菌が入り込みやすいです。
タバコを吸っている
ニコチンが歯周病菌と戦う白血球の機能を低下させます。
食生活に問題のある方(間食・糖分摂取過多)
間食は歯垢がお口の中に残りやすく、さらには糖分が歯周病菌の増殖を引き起こす
歯周病は、歯周組織が歯周病菌に感染することで引き起こされる疾患で、歯茎(歯肉)の腫れや出血、最終的には歯を支える骨の溶解に至り、歯が抜けてしまう病気を指します。歯周病菌は歯垢に含まれる細菌です。初期の歯周病では、自覚症状がほとんどなく、歯を磨く際に血が出たり、歯茎に違和感を感じることがあります。この段階では、歯周病であることに気づきにくいです。症状が進行すると歯が不安定になるのですが、この段階では手遅れになることもあります。
食べカスを栄養源として、歯垢に含まれた歯周病菌が膨大に増えることによって歯周病を引き起こします。
歯周病、歯槽膿漏、歯肉炎、と3つの呼び方があります。歯周病と歯肉炎の違いは、主に歯周病の進行段階にありますが、歯周病と歯槽膿漏はほぼ同じ状態を指します。歯肉炎は歯肉(歯に接する歯茎の部分の組織)に炎症が起きている状態で、歯周病の初期段階に位置しますので注意が必要です。歯周病は他の歯周組織(歯を支える骨や歯と歯茎の間の膜など)にも炎症が進んだ状態で、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間が拡大し、歯垢がたまりやすくなります。歯周病菌の増殖により炎症が進行し、適切なケアが行われないと歯が抜け落ちるなど、深刻な状態になる可能性がありますので、早めの対処が重要です。
歯を失う原因の1番は、虫歯ではなく歯周病です。
歯周病が進行すると、完全に治す治療ができません。というのも、失われた歯槽骨を元に戻すことはできないのです。
現時点では、歯周病を完全に治療する確立した方法はありませんが、効果が期待できる治療は3種類あります。
骨移植
自分の骨または人工骨を溶けた歯槽骨部分に移植し補います。
メリット
デメリット
GTR法
GTR法は、『Guided Tissue Regeneration technique』の略で、日本語では、『歯周組織再生誘導法』といいます。骨が無くなった部分に、医療用の水分をはじく皮膜を設置して、骨を再生させる方法です。
エムドゲイン
エムドゲインは、『歯周組織再生誘導材料』と呼ばれ、その主成分は、歯を生やす際に必要な働きをするたんぱく質の一種です。広がった歯周ポケットの歯垢や歯石、歯周病菌に感染した歯質を、器具を用いて除去した後、エムドゲインを歯の根部に塗布することで、歯の発生過程に似た環境を再現します。これにより、骨や歯肉繊維の再生が促進されます。
当院は患者様1人ひとりの様態に適した歯周病治療を行います。歯茎の腫れが気になる方、歯のグラグラが気になる方はお気軽にご相談ください。
※全て税込料金です。
位相差顕微鏡は、光学顕微鏡では観察が難しい生きたままの細胞を観察できる顕微鏡です。
当院では、この顕微鏡を使用して治療にどのように応用するかというと、まず治療を始める前に口内の細菌を検査します。これにより、患者様に適した治療を提供できます。
たとえば、どの種類の細菌が存在するかによって歯周病の進行具合を図ったり、薬剤の有効性を確認するため、肉眼では難しい的確な治療が可能です。
このアプローチにより、患者様に無駄な治療をせず、負担の少ない治療を提供することができます。